私の事務所では、譲渡所得の申告をする場合に、取得費が不明なためにお困りのお客さまに対応しました実際の例をご紹介します。
1.広島のお客さまです。
内容としては、おばあさまからの遺贈により不動産を取得したが、取得費が不明なため問い合わせがあった
お客さまです。もともとは、叔母が取得したものであり、その方が亡くなりその後おばあさまから引き継いだものでした。所在地は愛知県所在の不動産でした。購入時に不動産屋さんに問い合わせしても5パーセントで取得費を計算するしかないということで、非常に困っていたそうです。相続が2代続き取得費が不明な場合は多く相談を受けます。確かに私の場合でも子供が購入金額を知っているとは思えません。問い合わせがあった場合
は、私は不明の事情を細かく聞きます。なぜならそこに何かしらの取得費を見つけるヒントがないかを見つけることが必要だからなのです。取得費不明な場合は多種あり細かい対応が必要です。
このお客様の場合は、下記にの点について注意を払いました。
1.広島在住のお客様ですので、メール又は電話でしか連絡ができませんでしたので、両方使用しました。
メールはできるだけ詳細に記載しました。電話はメールの内容を言葉に置き換えて説明いたしました。この方法
はどんな場合も使用しています。東京の場合は直接会い行ったりします。文字で見て、話をすると人間は、確実に理解できることになります。当事務所では、単なる事務処理ではなく、御依頼者様が自分でもできるレベルまで理解してもらってから処理いたします。取得費の5パーセントの壁はある意味そのようにしないとできないものです。
2.土地の所在地は愛知県ですので、現地を見にいくことができませんでした。現地を見ませんと当事者の説明だけですと対応を誤る場合があり、慎重な対応が必要になります。今回の場合は、グーグルを利用して判断をしました。
以上を基礎に判定を行い不動産価格指数により計算するとが可能と判断しましたので、その方法にて対応しました。
結果としましては、5パーセントの概算取得費を使用した場合と比較すると112万円の税金が少なくなりました。
当事務所の対応についてアンケートをいただいていますので、記載いたします。
問い合わせのときの印象について
①話の印象はどうでしたでしょうか。
ていねいに話をしていただいた感じがしました。不安な気持ち電話しているのですが、その不安を取り除くような話し方で大変安心しました。
②説明の仕方はどうでしたでしょうか。
筋道を立てて話していただいたので分かり易かったです。何よりも過去に手がけているということを教えていただいたこと安心感につながりました。
③御利用いただいた感想をよろしければ、簡単で結構ですので書いていただけますでしょうか。
一言で言いますと「助かりました。」です。税務に関しては全くの素人ですし、どうしたら良いのかという気持ちで電話をしました。そんなときに「大丈夫ですよ。」の言葉は非常に心強いです。自分で対応できない内容なのでやはり餅屋は餅屋だと思いました。もし同じように困った人がいましたらぜひご紹介させていただきます。